売れる美容部員になりたい!大切なポイントとは

2021/12/25

美容業界への就職を目指す方の中でもとくに人気なのが、美容部員という仕事です。百貨店の化粧品売り場やドラッグストアなどで化粧品を販売します。来店したお客様の悩みに合った商品をおすすめしたり、実際にメイクを施したりすることでできるだけ多くの化粧品を売ることを役目とします。今回は、そんな美容のプロ「美容部員」として働く上で大切なポイントをご紹介します。売れる美容部員として成功するための秘訣をぜひ知っておきましょう。

美容部員とは

美容部員とは、百貨店の化粧品売り場やドラッグストアなどで化粧品を販売する人のことをいいます。ビューティーカウンセラー、ビューティーアドバイザーなどと呼ばれることもあります。
美容部員はただ化粧品を売るだけではなく、お客さまの悩みや症状、要望に合わせて化粧品のアドバイスをしたり、場合によっては実際にお客さまにメイクを施したりします。そのため、お客さまは自分に似合うかどうかを確認してから商品を購入することができます。
美容部員に実力があるかどうかで、お店の売り上げは大きく上がります。そのため、メーカーにとって美容部員は非常に重要な存在だといえるでしょう。

売れる美容部員になるために大切なこと

美容部員として働くうえで大切なのは、お客さまのことを考えて接客をするということ。ここでは、売れる美容部員になるために大切なことをご紹介します。

・お客さまの言動をしっかりと観察する
求めている化粧品や適切な化粧品は、1人1人異なります。だからこそ、的確なアドバイスをするためにはお客さまの言動をしっかりと観察する必要があります。化粧品コーナーに足を運んでいるということは、商品に興味がある、あるいは美容関係の悩みがあるということ。そして、お客さまを観察することによってある程度の予測をすることができます。
まず、お客さまがどのような商品に興味を持っているのかをチェックしましょう。何度も同じ商品を確認していたら、それは強い関心がある証拠だといえます。そして、様子を見ながらお客さまに声をかけるベストタイミングを見極めましょう。とくにお客さまが商品に近づいたときや再来店した場合は、購買意欲が高い可能性大。そのタイミングを見逃さず声をかけることで、売り上げにつなげることができます。
そして、売れる美容部員はお客さまが興味を持っている商品だけではなく、お客さまのメイクもよく観察しています。お客さまのメイクを見れば、どのようなメイクが好みなのかが分かるはず。ファッションやヘアスタイルも併せて確認することで、お客さまが興味を持ちそうな化粧品を的確にピックアップすることができるはずです。
もちろん、美容部員としてはお客さまが好きそうな化粧品を勧めるだけでは不十分だといえます。美容部員の仕事は、お客さまがより美しくなるお手伝いをすること。お客さまが自分に似合うメイクを分かっていない場合には、正しい方向に導いてあげるのも美容部員の役目です。
肌質やパーソナルカラー、顔立ち、年齢などが違えば、当然ながら似合うメイクも異なります。お客さまのメイクの良い点と改善点を見極めたうえで的確なアドバイスができれば、お客さまに喜んでもらえるはずです。

・コミュニケーション能力を高める
美容部員は接客業のため、コミュニケーション能力は欠かせないといえます。どれだけメイクや化粧品に関して幅広い知識があったとしても、お客さまに心を開いてもらうことができなければ売り上げにつなげることはできません。もちろん、お客さま側に明確な購買意欲がある場合にはコミュニケーション能力が低くても化粧品を購入してもらうことができるでしょう。しかし、それでは売れっ子の美容部員になることはできません。多くのお客さまは、化粧品を購入するかどうかを迷っています。そのようなお客さまに対して的確なアドバイスをして購入までつなげることが、美容部員の役割だといえるでしょう。
お客さまとコミュニケーションを取るときにまず大切なのは、しっかりとヒアリングをするということです。お客さまが抱えている悩みを理解できなければ、的確な提案はできません。いきなり化粧品をお勧めすることはせず、まずはお客さまの話を聞き、悩みを理解することに集中しましょう。
さらに、化粧品を選ぶときには様々なポイントがあります。「効果」「価格」「香り」「色」「質感」などの中から、お客さまが何を重視しているのかも会話の中からくみ取りたいところ。お客さまに「自分のことを理解してくれている」と思ってもらえれば、お勧めした化粧品を購入してもらいやすくなるでしょう。

・簡潔に分かりやすく話せるようにする
美容部員は一般の人と比べて美容や化粧品に関する知識が豊富にあるため、ついたくさん話してしまいたくなりがちです。もちろん、詳細に教えてほしいというお客さまもいることでしょう。しかし、多くのお客さまは大量の情報は求めていません。自分にとって必要なことだけを簡潔に教えてほしいというのが本音だといえるでしょう。
さらに、お客さまの中にはあまり時間がないという人も多くいます。もしかしたら、仕事の合間を縫って買い物に来てくれているかもしれません。そのようなお客さまの負担にならないようにするためにも、要点を押さえて簡潔にアドバイスできるようにしておくといいでしょう。
そのためには、普段から分かりやすく話す練習をしておく必要があります。家族や友人を相手に、化粧品について説明やアドバイスをする練習をするといいかもしれません。また、練習をしたときには必ずフィードバックをもらうようにしましょう。改善点が見つかったら、次に活かすようにしてください。

・自分自身の身だしなみやメイクに気を遣う
身だしなみが整っていなかったり、メイクが今一つだったりする美容部員に化粧品についてアドバイスをされても、あまり話を聞く気にはなれませんよね。どれだけ深い話をされても、説得力に欠けると感じるはずです。お客さまの信頼を得るためには、まずは自分自身の身だしなみやメイクに気を遣うことが大切。「お客さまに見られている」ということを意識し、メイク、ヘアスタイル、ファッションまで細かくチェックするようにしましょう。もちろん、肌のお手入れやダイエットも忘れてはいけません。高い美意識を持つことが、売れる美容部員になるためには必要不可欠なのです。
逆におしゃれで美しくいれば、それはお客さまからの信頼につながります。「○○さんが今つけているリップはどれですか?」といったように、お客さまから自身のメイクについての質問を受けることも増えることでしょう。そして、美容部員自身にファンがつけばリピーターを獲得することができます。せっかく美容部員になるのであれば、お客さまに憧れられるレベルを目指したいですね。

・商品についての知識をしっかりと身に付ける
美容部員として結果を残すためにはお客さまとのコミュニケーションが大切なことはもちろんですが、そもそも商品に関する知識が不十分では話になりません。お客さまの中には、成分や効能など専門的なことまで質問する人もいます。急に聞かれてもすぐに答えることができるように、十分に勉強しておくことが大切だといえるでしょう。新商品が出たときには、商品が店頭に並ぶまでには必ず勉強しておくようにしてください。
そして、美容部員が学ぶべきは販売している自社の商品についてだけではありません。多くのお客さまは、他社の商品と比較したうえで購入するかどうかを決めるもの。そのため、他社の商品についても調べておく必要があります。自社の商品と他社の商品の違いをきちんと説明することができれば、お客さまも安心して購入することができるといえるでしょう。
なお、このときに他社の商品について悪口をいうのはNG。お客さまに「商品を売りたいだけなんだろう」と思われてしまいます。自社の商品を勧めつつも、正しい知識を提供することを心掛けてください。

売れる美容部員になるためには、自身の身だしなみにも常に気を配る必要があります。
肌がニキビだらけで赤くなっていたり、髪型が乱れていたり、洋服にシワ・シミなどがあるのをお客様がみたときにどう思うでしょうか。

美容部員の身だしなみから伝わる美意識は、お客様からの信頼につながります。美容部員はお客様に見られているという意識をもつことが重要なのです。

また、美容部員自身がキレイを維持することで、お客様をファンにすることができます。
身なりやメイクが美しい美容部員の姿は、お客様に憧れの対象として認識されます。すると、「○○さんが今つけているリップはどれですか?」といったように、お客様から自身のメイクについての質問を受けることが増えます。美容部員自身にファンがつくことで、リピーター獲得にもつながるでしょう。

売れる美容部員になるためには、常に美容のプロとしての意識を持ち続ける必要があるのです。

美容部員への道のり

美容部員になるにあたって、学歴や資格の有無などに特別な規定はありません。しかし大手企業や有名ブランドでは、高卒の求人は非常に少ない傾向にあり、正社員での雇用が難しいという現状があります。そのため、美容部員になりたいという夢がある方は美容学校に通うのが最も賢明でしょう。
美容部員には売り上げ目標があることが多いため、しっかり結果を残すためにはお客さまに信頼してもらえるような深い知識が必要となります。多くの職場では入社後に研修を用意しているため、メイクや化粧品、接客のテクニックなどについて学ぶことができますが、美容学校で基礎を身につけてきたかどうかは大きな差となる可能性があります。
希望の就職先の内定を勝ち取り、いち早く売れる美容部員になるために、まずは美容学校でしっかり勉強することをおすすめします。

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